婆罗门
精华
|
战斗力 鹅
|
回帖 0
注册时间 2011-4-6
|
脚本 兵頭 一歩
前作『XenobladeX(ゼノブレイドクロス)』より脚本として参加させていただいております、兵頭一歩です。『ゼノブレイド2』、いよいよ発売ですね! 自分も今からメチャクチャ楽しみです。
脚本を練っていた頃というのはもうかなり以前のことになってしまうのですが、思い返せば、高橋総監督と脚本の竹田さんがハードでマニアックなSF談義をされている隣で、自分はディレクターの小島さんと、やたら“キャラ萌え”について語っていたように思います。
お手軽な手段と思われがちな“キャラ萌え”。しかし真剣に向き合えば決してそんなことはなく、いかに登場人物を愛せるか、いかに共感することができるかをはかることのできる重要な要素となります。美少女だけに限らず、おっさんや、モンスターや、道具や風景に至るまで、“個性”としてのキャラ萌えは、愛すべき存在感を生み出してくれるものだと自分は信じています。
『ゼノブレイド2』における自分の萌えは、たとえば“少年の旅立ち”に燃える気持ちを込めた第1章や、“大状況に翻弄される少女”を見守るしかないもどかしさに震えながら取り組んだニアの物語など、いたるところに織り込まれているとは思います。
ですがそれは、『ゼノブレイド2』という巨大な世界のほんの一部、砂つぶ程度の要素でしかありません。謙遜ではなく、これは実感です。
思えば自分たちの作業というのは、地層を作るようなものなのかもしれません。
地層が積み重なって生まれた大地が作品で、メインストーリーは、さしずめその上を流れる大河。
地層は地下に埋もれるだけなのか、はたまたグランドキャニオンのように存在を主張するものになるのか。もしかしたら旅するうちに、地層の中に思わぬ化石(萌え)を見つけていただけることになるのかもしれません。
ともあれ、みなさんの足もとは全身全霊を捧げて固めたつもりです。
しっかりと踏みしめがいのある大地を感じ、楽園への旅を楽しんでいただけることを願っております! |
|