婆罗门
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独自に進化した中国のコスプレ文化、日中をつなぐ“コスプレ大使”奔走
日本と中国の「コスプレ」愛好者の交流が活発化している。発祥地の日本に対し、中国のコスプレはダンスや演劇を交えるなど独自に“進化”。両国のファンはイベントやインターネットなどで競演、刺激し合う。その「懸け橋になりたい」と奔走するのは、日本への留学でコスプレに魅入られた中国人女性だ。
6月13日の上海万博会場。日本の映画会社や民放などでつくる団体が現代の日本文化を紹介するイベントで、上海のコスプレサークル「青空之憶COSPLAY社団」の選抜メンバー10人が舞台に上がった。
人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」のコスプレ姿で、息の合った軽快なダンスを披露。約1500人の観客は大きな拍手と声援を送った。
「1年以上かけて練り上げたパフォーマンスを披露できて感慨深い」と、団長の宋希文さん(22)は満足げだ。メンバー80人超の大半が宋さんと同じ上海の大学生。
会場で安堵の表情を浮かべていたのが、コーディネーターの徐嫻さん(27)。日本の主催団体の依頼を受け、「衣装もかわいいし、中国らしいチームプレーがすばらしいから」と、中国に数多くあるグループの中から青空之憶を選んだ。
徐さんがコスプレと出合ったのは、中国で紹介され始めた1990年代後半、高校生のころ。故郷の四川省成都市でコスプレ姿を見かけ「なんてきれいなんだろう」と思った。その後、日本の大学に留学。周囲の愛好者に衣装の作り方やイベント情報を教わり、見る側から演じる側に変わった。
主婦となりパフォーマーを卒業したころ、中国のコスプレに変化が訪れていることに気付いた。
キャラクターになり切り、写真撮影などを楽しむ本家の日本に対し、中国ではアニメのシーンや主題歌も下敷きにして新たな脚本などを作り、演劇やダンスで独自の世界観を伝えるスタイルに進化していた。
徐さんは「自分は中国と日本でコスプレに触れた。日中の交流を進めよう」と決意。中国で話題になっているコスプレのパフォーマーらと連絡を取り、彼らの映像を日本の動画サイトなどで紹介し始めた。
日本のファンからの反響は大きく、「動きがすごい」「中国ではこんな形になっているとは」など、掲示板に多くの声が寄せられた。徐さんには両国から「イベントに呼ぶグループを紹介して」といった依頼が相次ぐようになり、コーディネーター兼通訳としての活動が増えた。
今、中国では政府主催も含め年間100回以上のコスプレ大会が開かれ、日本の有名パフォーマーが招待される。徐さんも日本からの十数組の招致にかかわった。逆に、日本で毎年開かれる「世界コスプレサミット」には中国のグループが出演、徐さんが引率する。こうした交流を背景に、日本でも中国流のパフォーマンスを取り入れるグループが現れたという。
「コスプレを通じて日中の懸け橋になりたい」。徐さんは夢へ向かって走り続けるつもりだ。
2010/06/27,日本経済新聞 朝刊より |
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