本帖最后由 evangelina 于 2022-10-15 19:55 编辑
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』アニメ最终回目前!シリーズ构成・千叶克彦さんインタビュー|じつはあのキャラクターはカットされる予定だった?
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『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』アニメ最终回目前!シリーズ构成・千叶克彦さんインタビュー|じつはあのキャラクターはカットされる予定だった?
TVアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』がいよいよ最终回を迎える。大魔王バーンを倒すため、几多の戦いを経てきたダイたちの冒険がいよいよ决着を见るのだ。
初回放送から数えて约2年、エピソード数はジャスト100话という物量的にもスケールの大きい、まさに大作になった『ダイの大冒険』だが、制作阵はどのような思いでこの作品に取り组んでいたのだろうか。
ファンの方であれば、スタッフの热量の高さも『ダイの大冒険』の特徴と言えるが、今回は制作の中枢と言っても过言ではないシリーズ构成を担当する千叶克彦さんに话を伺うことができた。千叶さんと言えば、古くは『ハイスクール!奇面组』や『宇宙の骑士テッカマンブレード』、最近では『ダイの大冒険』の他にも『タイガーマスクW』などを手挂けてきた人物。
そんな千叶さんは、どのような形で『ダイの大冒険』と向き合い、构成を手挂けてきたのか。今回のインタビューではその辺りがじっくりと语られているので、ぜひ最后まで楽しんでほしい。
シリーズ构成として一番印象に残っているのはハドラーが奋闘したあのシーン
――本日はよろしくお愿い致します。『ダイの大冒険』もいよいよ最终回に向けて残り少なくなってきていますが、実际の放送をご覧になってどのように感じておられますか? 千叶克彦さん(以下、千叶):スタッフの方には、重要なところとそうではないところのペース配分はお愿いしているのですが、仆が想像した以上に力を入れて作っているのでビックリしているんですよね。「毎回こんなにやって大丈夫?」って思っています(笑)。 ――特に「ここは凄いな」と思ったところはどこですか? 千叶:ハドラーが死ぬところですね。仆自身ハドラーが好きなんですけど、まさかエンディングまで溃してハドラーを描くとは思わなかったです。
――アニメ『ダイの大冒険』を制作する上で、特に苦労した部分やこだわった部分を教えてください。 千叶:実は原作のエピソードって350週分もあるんですよね。それをアニメ全100话に入れるとなると、1话で3.5週分になるんです。それって普通のアニメとして考えたら多い方なんですよ。なので最初は「これ入るかな」って思ったんですよ。そのこともあって、前半は结构エピソードを诘めたんです。 ――少し駆け足になってしまったと。 千叶:そうです。それと、エピソードをごっそり抜くかって话も実はあったんですよ。例えばマキシマムのところとか。でもスタッフにマキシマム好きって人もいて、じゃあ抜くのは止めようってなったんです。 ――マキシマム好きな人、意外と多いんですね(笑)。 千叶:そうなんですよね。ただ、诘めたことによって余韵が少し足らなかったかなと感じました。例えばシーンの终わりでみんながジーンとしているところとか、そういう时间を取れなかったんです。すぐ次の展开になってしまって。
――『ダイの大冒険』に限らず、原作のある作品をアニメ化する难しさはどの辺りだと思われますか?
千叶:漫画や小説は読み物ですよね。対してアニメは観るものです。なので、観るものにするためには変换は必要なんです。 ――変换というと? 千叶:一番の変换は时间感覚です。例えば一册の漫画を15分で読む人もいれば、30分で読む人もいるじゃないですか。要は自分の主観と体感で読む。ただ、アニメは作り手が时间を决めちゃうんです。 一册を15分で読む人にとっては长いと感じるし、30分で読む人にとっては速いと感じることもある。なので、そこの塩梅加减が难しいと思いますね。 ――『ダイの大冒険』を手挂ける中で、特に时间感覚を意识した部分はどこですか? 千叶:アニメ一週分で3.5话の原作量が入るって言いましたけど、でも、原作を3.5话ずつやって、そのまま切るわけにもいかないですよね。 ――おっしゃる通りです。 千叶:なので仆の场合は、みんなが入り込んでいるさいちゅうに、フッと终わるというやり方を多用しました。途中で切ると、みんな続きを见たがるんです。ただこれをやると、観てる侧はストレスを感じるんですよね。「こんなところで终わりやがって!」って(笑)。 ――原作者の三条陆先生や稲田浩司先生との具体的なやり取りはありましたか? 千叶:変更を加えるなら、より面白くしてくれって言われました。例えば一话では、ダイたちとニセ勇者の戦いを、ロモス王国に行かずにデルムリン岛で収めようとした时に、何か作戦を立てて、ちゃんと头を使って乗り込む描写がほしいとのことでした。
――千叶さんご自身、特に印象に残っているシーンはありますか?
千叶:ハドラーがキルバーンのトラップを支えながら「躯が动いたのだ!! もうけものと思えっ!」って言うシーン良いですよね。 あとはピラァ・オブ・バーンが発动するかしないかのところで、ポップたちがバーンに谛めずにかかっていって、バーンが「今さら余と争って何になるッ……!!!」って言ったらポップが「顺番通りじゃねぇか。何がおかしい?」と言うところですね。ああいう见栄の切り方とか好きです。 ――いまポップのお话が出ましたが、ポップと言えば『ダイの大冒険』の中でも屈指の人気キャラクターですよね。千叶さんはポップをどのように见てらっしゃいますか? 千叶:今回、数十年ぶりに『ダイの大冒険』がアニメ化しましたけど、スタッフみんなダイが大好きなんですよ。ただ、仆は世代が上ということもあって、最初、そこまでの热量がなかった。なので、「よし、俺がポップになろう」って思ったんですよ。どんな时でも魔法使いのようにクールになろうって。 いや……どちらかというとマトリフですね(笑)。
新しい作品と比较しても逊色のないものになった『ダイの大冒険』
――もうすぐ最终回となりますが、もっと掘り下げたかったというキャラクターはいますか? 千叶:キャラクターというよりはシーンですね。デパートのエピソードはもっと掘り下げたかったなです。あと、女の子たちのパーティで破邪の迷宫に向かうところも、やろうと思えばもっと広げることはできたと思います。ただ、そこを伸ばしすぎても……って意见もありそうなので、今回は谛めました。
――ダイの大冒険と言えば、土曜日の放送终了后にだいたいTwitterのトレンドに入っていて、そこでの感想戦も楽しかったりするんですよね。千叶さんはネットのコメントってご覧になってますか? 千叶:実はあまり见ないようにしているんです。沸いたって噂を闻いた时にちょっとだけ见るくらいですね。みんなこういうところで盛り上がってるんだって気づくこともありますよ。 ――今回のアニメ化で新规の方、特に低年齢层のファンが凄く増えていると思うんです。制作するうえで、そういった新规ユーザーを意识されましたか? 千叶:ダイと同年代の子供の视聴者が観る、というのは意识していましたね。 ――分かりました。それでは最后の质问になります。これまでたくさんのアニメを手挂けられてきた千叶さんですが、そんな千叶さんにとって『ダイの大冒険』はどんな作品になりましたか? 千叶:今って新しい作品がどんどん出てきているじゃないですか。『ダイの大冒険』は原作自体は30年くらい前の作品ですよね。でも仆の中では新しい作品と比较しても逊色のないものに仕上がってるなって感じているんです。なので、俺もまだまだ昭和のやり方でいけるなって思いましたね(笑)。 ――ありがとうございました。
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