響け!ユーフォニアム放送直前スペシャルステージ、レポート AnimeJapan 2015
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吹奏楽をモチーフとした作品と言うことで、オープニングはライブ演奏からスタート。洗足学園音楽大学フレッシュマンウィンドアンサンブルの皆さんは、作中の劇伴も担当されているそうです。
この遅い時間でもさすが京アニ作品に対する期待値でしょうか。二千席を誇るレッドステージを埋め尽くす観客。一日目を締めくくる中夜祭的な位置付けの意味もあるのでしょう。 編成は、金管楽器群(もちろんユーフォニウムも含む)に木管楽器群、コントラバス1にドラムセット1、それとパーカッション群で、かなりの大所帯です。吹奏楽の生演奏を聞くのは初めてなのですが、思っていたよりも迫力があり、芯がしっかりしているという印象を持ちました。曲を楽しんだ後に、いよいよキャスト陣が登場です。 :先生
滝昇役の櫻井孝宏さん(司会) :メインの四人組
黄前久美子役の黒沢ともよさん
加藤葉月役の朝井彩加さん
川島緑輝役の豊田萌絵さん、
高坂麗奈役の安済知佳さん :先輩
小笠原晴香役の早見沙織さん
中世古香織役の茅原実里さん メインキャストの四人は、劇中制服コスでの登場です!紺色のセーラー服に、胸元には大きめの赤いスカーフ。
襟と袖にはオレンジのライン、スカートにも。そして四つボタンの可愛らしい衣装です! 先生役の櫻井さんが、生徒役のキャストに対して色々と質問する形で、ステージが進行して行きます。
響け!ユーフォニアムを、紹介してみよう(以下、敬称略)
黄前久美子/黒沢ともよ「吹奏楽部の作品です!」
加藤葉月/朝井彩加「高校生の、リアル青春の作品です!」
川島緑輝/豊田萌絵「吹奏楽部なので、大所帯です。キャラがいっぱい出ます。体育会系要素もあります!」
高坂麗奈/安済知佳「ズバって一言で言うと、めっちゃ面白いです!」
どんなキャラを演じてますか?黄前久美子/黒沢ともよ「ユーフォニアムのように、地味な娘です」
加藤葉月/朝井彩加「チューバは、すっごい重いですw。持たせてもらった次の日太もも筋肉痛になりました。台風のようにバーンって感じの娘ですw」
川島緑輝/豊田萌絵「コントラバス」
高坂麗奈/安済知佳「トランペットのためだけに生きてるような女の子。情熱的だけど、周囲からはクールでストイックに見られてる。コミュニケーションの優先順位が低いから、周りから素っ頓狂な行動をとる?ような見られている事が、自分とダブるw」 小笠原晴香/早見沙織「部長をしております。四種類あるサックスの中で、バリトンサックスの担当です」
中世古香織/茅原実里「トランペット担当。いろいろあるんですけど、励ましあって頑張ってます」 滝昇/櫻井孝宏「赴任して吹奏楽部の顧問になるんだけど、一癖ある物語。生徒との関係性が面白いです」 ここで、担当パート楽器の個性と演奏者が、どことなく似てくるという話に。これは実際にも良くある事のようですね。地味な楽器だと地味な娘に育つのか、派手な娘だから派手な楽器を選びたがるのかw。
吹奏楽部って、こんなところ!いわゆる「吹奏楽部あるある」です。洗足学園音楽大学フレッシュマンウィンドアンサンブルの皆様も、うなずくことがしきりにありました。
「日本全国の吹奏楽経験者は、一千万人を超える」
「文化部だけど、体育会系」:顧問の先生による解説「息を使う楽器なので、体を鍛える必要があり、体育会系と言われます」
「リコーダー(縦笛)をいつものように吹くと、爆発したように音が割れるw」
「ちょっとくらい唾が垂れても気にしないw」
「一人づつやってみて、の一言が恐ろしい」 滝昇/櫻井孝宏「ここで、誰か話をまとめてみてよ」
黄前久美子/黒沢ともよ「あ、じゃあ私がまとめる」
加藤葉月/朝井彩加「いや、私が」
川島緑輝/豊田萌絵「いやいや、私が」
高坂麗奈/安済知佳「え・・、じゃあ私が」
三人「どうぞどうぞw」 メインキャストの四人組が、本当に仲が良いのが伝わってきましたね。元気にきゃいきゃい騒いでいる感じで、とても微笑ましかったです。そして優しく優しく見守る先輩方という構図で。
最後に一言ずつ滝昇/櫻井孝宏「人間関係が濃密なお話で、吹奏楽の音楽がどういう風に出来上がっていくのか興味深いですし、そして人間味を感じられておもしろい作品です」 中世古香織/茅原実里「とても素敵な青春作品になってます」
小笠原晴香/早見沙織「楽器の特色や個性を、楽しんでください」 高坂麗奈/安済知佳「音楽と青春がテーマの作品。人間関係や立場もさまざまなキャラがたくさん出てくるので、その中にはあなたも共感できる人が絶対にいます。とても熱い作品です!」
川島緑輝/豊田萌絵「吹奏楽部経験者として、脚本を読みながら『吹奏楽部あるある』を楽しんでいます。サファイアちゃん(緑輝)と楽しんで見てください」
加藤葉月/朝井彩加「青春がリアルに描かれているので、苦い思い出とか、思い出したくないこととか思い出しながら、お酒でも飲みながら楽しんでほしいです!w」
黄前久美子/黒沢ともよ「ユーフォニウムを試しに吹かせてもらった時、意外に音を出せちゃいまして、弾けそう!と思いました」 滝昇/櫻井孝宏「弾けそう、と言いましたね!ここで重大発表。四人には吹奏楽の楽器を練習していただき、そしていつの日か、どこかで披露していただきます!」
四人「えー、聞いてないよw」 ここで先生、劇中に出てくる台詞を持ち出します。
滝昇/櫻井孝宏「自分で決めたんだから、やりなさい」
これにはぐうの音も出ない四人です。 そんなこんなで、最後にもう一曲の演奏があってフィナーレです!
声優陣が演奏をするということで思い出すのは「けいおん!」です。思えば京アニ作品で音楽ものって「けいおん!」以来になりますね。
作画に定評のある京アニスタッフですら、「涼宮ハルヒの激奏」の演奏シーンには悲鳴をあげたとか「二度とやりたくないw」とかの伝説が聞こえてくるわけで、、でもあのシーンがあったからこそ「けいおん!」という素晴らしい作品が産まれたわけですし、その流れを汲む『響け!ユーフォニアム』には、大きく期待をして良いと思います。 しかしあれですね、このアニメが大ヒットすると、今度はユーフォニアムがバカ売れしたりするんでしょうか?w
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