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周刊新潮披露的NGT事件录音内容记录
NGT「山口真帆」問題、事件直後の録音データ入手、犯人との生々しいやり取りを再現
犯人と公園で対峙
NGT48・山口真帆(23)に対する暴行事件で、デイリー新潮は5月17日までに、事件当日の“録音データ”に関する内部文書を入手した。
***
暴行事件の直後から、犯人たちは山口に謝罪を繰り返していた。その場で話し合いが持たれることになり、山口や男たちは近くの公園に移動。その時点から会話が録音されていた。第三者委員会が3月18日に発表した調査報告書にも、《本件事件に関しては、複数の録音データ(いずれも事件当日のもの)が存在する》とある。
今回入手した内部文書は、この録音データを文字起ししたものだ。文書に記されている各人の会話と、調査報告書で引用されている文言を付き合わせると、完全に一致した。こうしたことなどから、デイリー新潮は入手した内部文書の信憑性は極めて高いと判断した。
改めて事件を振り返ろう。調査報告書では、暴行事件で逮捕された男2人を甲と乙、事件に関与し、事件直後に甲と乙に合流した3番目の男を丙とし、登場するNGT48のメンバーについては、AからFまでのアルファベットで表記した。この記事もそれに従い、入手した内部文書の引用にあたっては原文の平仮名を漢字に改めたり、誤字を修正したりした。
2018年12月8日、NGT48劇場での公演が終了すると、山口らを乗せたマイクロバスはメンバーを自宅に送り届けるために出発。最初の停車ポイントでメンバーAが降車した。ここで丙が「まほほん(註:山口真帆のあだ名)、あの車両に乗ってる?」と声を掛け、Aは「乗ってるよ」と答えた。
今回の事件では「つながり」という言葉に注目が集まった。メンバーとファンとの私的な交流を指すが、Aと丙の間には「つながり」があった。要するに2人は顔見知りで、Aは丙に気軽に山口が乗車していると明かしたのだ。
甲たちは、山口の住むマンションに自分たちも部屋を借りていた。しかも、山口の部屋の向かいという位置。また後に大きな問題となるが、過去にはメンバーBも同じマンションに居住していたという。
丙の連絡を受け、甲や乙は山口が自室に戻る時間を逆算、共用廊下の様子に気を配りながら山口を待ち続けた。報告書によると、山口はバスを降りてマンションに帰ると、エレベーターで移動。共用廊下に誰もいないことを確認してから、自分の部屋に入ろうとした。ドアを閉めようとしたところ、乙が手でドアを押さえ、こじ開けてきた。
乙は玄関の中に入り、山口の顔を掴んで押し倒そうとした。山口は乙を押し返した。ドアを閉められそうになった時、向かいの部屋から甲が出てきた。甲は山口の顔を掴み、やはり押し倒そうとしてきた。しばらくの間、山口は声を出すこともできなかった。だが、1分ほどすると「助けて」と共用廊下に向かって叫んだ。すると甲は手で山口の口を押さえた。
エレベーターが止まる音がすると、山口の口を押えていた甲の力が弱まった。山口は甲を廊下に押し出し、自分も廊下にしゃがむと泣き叫んだ。エレベーターから男性が現れ、山口に近づく。すると乙が「ケンカをしているだけだ」と弁解した。山口は首から携帯電話を掛けていたため、警察に電話しようとした。それを甲が阻止した。山口が泣き叫ぶと、甲は「ごめん、ごめん」と言った。山口は「近づくな!」と叫んだ。
甲は山口に「メンバーに相談し、メンバーに提案されて、やったこと」、「こうすれば、まほほんと話せるよ、と提案された」と説明し、A、B、Cの名前を挙げた。山口はDに電話で助けを求めると「あと5分で行ける」との答えが返ってきた。山口がDと合流すると、暴行事件に関与しているメンバーを聞き出すため、甲と乙、そして後に山口の自宅マンションに駆け付けた丙と一緒に、近くの公園に移動した。
ここまでは報告書の記述を中心に再現したが、これ以後は入手した内部文書から抜粋する。文書の冒頭には甲か乙かは不明だが、犯人と思われる男の弁解が記されている。
犯人:俺が全部、色々何か話したいからって、身勝手で、なんかあの、もう相当怖がらして、しかも関係ないDも巻き込んで本当に申し訳ないんだけど、今から全員呼ぶから、それで本当に謝らしてほしい。
これに駆け付けたDと山口の会話が続く。なお、聞き取れなかったとされている部分は「【×××】」、個人名を隠す場合は「【運営スタッフ実名】」と表記した。
D:ほんと意味わかんない。受け止められない、現実を。
山口:全部現実だよ、Bは本当クズ。
D:【×××】あそこの公園、どうする? 【運営スタッフ実名】さんに連絡しとく? 公園にいるって?
山口:うん、いいよ。それともさ、Bの部屋で話したほうがいい? それも怖いよね?
D:Bの部屋にBいるわけじゃないでしょ?
山口:いない。けどBの部屋を借りてるんだと思うよ、本当に。鍵も持ってるし。
D:マジで怖え。
山口:Cと【ファンあだ名】は一緒にいたんだよ。
D:え!? もう信じられないんだけど、本当に。
山口:【×××】(註:内部文書には「死ねよ、みんな。意味分かんない。私のこと押さえつけて家に入ろうとして」との発言だった可能性を指摘)、それで話す機会がもらえると思ったあいつら、自分たちが関わっているビッチと一緒にすんなよ。
D:ちょっと待って、衝撃なんだけどマジで。え!? そんなのクビじゃん、3人そろって辞めろよ、マジで。
山口:全部言うからね、全部正直に話させて録音して、全部言わなかったら、私全部、「SHOWROOM」(註:動画配信サービス)でオタクに言うから、警察にも言うから。
そして山口は甲たちに「誰が来るの?」と質問。1人が「今から全員、できるだけ、来れるだけ」と答える。山口が名前を聞くと、報告書には登場しないメンバー(註:Gとする)の名前を挙げ、更にAも言及。だが調査報告書は、甲、乙、丙ともAに連絡を取った事実は確認できず、実際にAは公園に来なかったことを指摘している。
山口が「誰と、誰と、誰には連絡したんですか?」と確認を求めると、男の1人はGの名前しか出さない。その後の会話は以下の通りだ。
山口:Gだけですか?
男:はい。
山口:誰には連絡した? 他に?
男:俺が直接(他のメンバーには連絡が)取れない。
山口:Gとあとは? 誰に連絡したの?
男:連絡してんのGだけ。
山口:え? Gしか関わってないってことですか?
男:はい。
山口:なんで?
男:俺経由で、他に話した子はいるんだけど、今はその俺は、人づてでしか取れないから、今はとりあえず(連絡が)取れるのはGだけ。
山口:AとBとCは?
男:(連絡は)取れないから。
山口:(連絡)取れるでしょ?
男:いや俺、マジ取れない、それは本当に取れない。
山口:なんで?
男:なんでって、全くつながってない。
山口:Bは?
男:Bと僕、全く知らない。
メンバーの関与を否定し続ける男たち
このような問答を繰り返していると、運営スタッフが到着。内部文書には、山口が興奮状態にあり、自分自身で問いただそうとする意識が強いとスタッフが判断、まずは山口に自由に喋らせたといった附記がある。山口が最初に疑ったのは、過去、同じマンションに住んでいたBの関与だ。
山口:なんで、あそこのところにいたんですか?
甲:あそこは……。
山口:Bがそのまま鍵を渡したんでしょ?
甲:いや、そのままじゃないです。【×××】それを俺は聞いて。
山口:全部、正直に言わないと、「SHOWROOM」でも、この3人、その4人、5人、全員ファンのオタクにみんなに言うし、警察にも言って、その人たちの人生も、あなたの人生も、滅茶苦茶になるんだからね。
甲:だから正直、それはBが直接渡したんじゃなくて、それは多分、1回返したんだと思うけど、それをその引き継ぎで、俺が、借りたというのか受け取ったのも。
山口:だからBから鍵もらったんでしょ? じゃなかったら引っ越してもいないのに鍵もらえなくない?
甲:俺はBと直接、そういうコンタクトは取ってない。
録音データを聴いたAKS関係者が、重い口を開く。
「事件直後という極めて異常な状況で、山口さんが強いショックを受けていたのは当然です。それでも自分を奮い立たせ、真相を究明したいという強い想いから、甲、乙、丙の3人と対峙している感じでした」
だが、山口と犯人側の会話は、次第に「言った、言わない」の水掛け論になっていく。
「異常な状況だということを踏まえても、やはり会話からは、犯人側が弁明するものの、それには頑なに耳を傾けない山口さんの姿が浮かび上がります。第三者委員会の調査で明らかになりましたが、Bさんはマンションを退去していました。甲の『Bから鍵はもらっていない』という説明は事実なのです。しかし山口さんは、どうしても納得できないようでした。『Bが鍵を渡した』というシナリオに固執しているかのような印象を受けました」(同・AKS関係者)
入手した内部文書には、山口が傍にいるDに「大家さんの電話番号調べて」と頼む姿も記録されている。山口が客観的な証言を得ようと考えていたことは、しっかりと記しておくべき事実だろう。そして、更に山口の“尋問”は続く。メンバーの誰が関与しているのか、特にBに関して必死に問いただすが、甲は一貫して否定を続ける。
山口:Bは、どう関わってるの? 全部言って。
甲:Bは俺もそれ、Bがどういう風につながっているのか分かんないんだけど。
山口:誰と?
甲:いや(略)本当にBが誰とつながっているかって、本当に俺らも分かんない。Bだけは本当に分からなくて、でも話だけは何か伝わってくるみたいな。
山口は「Bが引っ越したのは誰から聞いたの?」と問い、甲は1人のファンの名前を口にするも、別の男が「俺は聞いていない」と否定する。なぜBの向かいの部屋が山口の自室だと把握していたのか、山口が何度も質問を重ねると、甲は「相当前に、Bか誰かに聞いたな」と明かす。山口が「Bとコンタクト取ってるってことじゃないの?」と畳み掛けるが、甲は否定する。
甲:いや、それは握手(会での会話)とかだから。
山口:握手(会)でBが「私の家の向かいに住んでるよ」って言ったってこと?
甲:それはもう1年前とか。あとFか。
山口:F、私の家のことを知らないと思うよ?
甲:Fはね、相当昔のことだから、俺も何て言ったのか分かんないけど、それ、本当に誰(だろう)? めっちゃいるから、最初、どうやって知ったんだろう?
山口:F、私の家のこと知らないよ。誰なの、Bじゃないの? C? Cだ、そうだ。
甲:いや、Cは関係ない。
山口:じゃあ誰が、どの子が、「私に会えば、私と話せる」って言ったの?
甲:いや、「会えれば、ああやれ」って、俺にその、命令っていうか、そういうのを(メンバーが)言ったわけじゃなくて……。
甲は、「外で声を掛けるよりは、マンションの中のほうがいい」とメンバーに助言されたのか否か、答えを曖昧に濁す。山口が「それは誰と?」と質問を重ねると、Gの名前を出す。山口は「何でG? 私、全然仲良くないのに」と納得しない。
山口:最初、Aって言ってたのは、何、じゃあ?
甲:それはその……何か俺、色んな子に相談してたから……。
山口:そしたらAは何て言ったんですか?
甲:いや別に、(Aは自分に)「こうやれ」とか言ってないよ。「こうやれ」とは言ってないけど、その、「そういう外で何かするとかよりは」って話なだけで、「こうやれ」とか、別に向こうから俺に言ったわけじゃないから。他に、だからそこで普通に俺、俺自身も他の子に会った時とか、普通なんかだったから、あんなにその、えっと、(山口が)パニックになるとは思わなかったから。
山口:なるでしょ、普通。あなたたちが関わっているビッチと一緒にしないでもらえますか。
山口は「Cはどう関わっているの?」と問う。彼女は既にCの関与を口にし、その時に甲は「関係ない」と断言している。それでも山口は質問を繰り返す。
山口:Cはどう関わってるの?
甲:いや、それは、全然関わってない。
山口:じゃあ、何で、さっきCの名前を挙げたの?
甲:いや、その、(山口が)落ち着いて話せるかなと思って、それは言っただけで(Cの名前を適当に出しただけで)、それはそんな、ほんとに別に……。
山口:(Cは)関わっているんでしょ? だって……。
甲:ううん、関わっているって、そういうのじゃないから。
山口:どういうの、じゃあ?
甲:いや別に、それ俺に、俺が(Cと)連絡取ってるわけでもないし、そこで話してるわけでもないから。
山口:じゃ、なんでさっき3人の名前言ったの? CとBとAって、その子たちは何を、私に何を関わっているの? さっき言ったじゃん私に、その子たちと話して、それで提案されてそうなったって?
甲:提案っていうか、そういう話をしたっていうのを、さっきほんとにパニクってたから。
山口:嘘をついたの?
甲:嘘じゃないよ、嘘じゃないけど、Gとか来れるか分かんなかったし、近くにいる(メンバー)の(名前)を言ったほうがいいかなって思って、Gとか多分、今なんか(他のメンバーと)集まってるみたいだから、すぐ(には来られないようだ)。
山口:じゃあ今日、公演が終わる時間を聞いたのは、誰に?
甲:今日、まあ、それは……。
山口:全部、正直に言わないと、本当に全部、警察に言って、あなたの人生、滅茶苦茶にするから。その関わっているメンバーの子も、ほんとに辞めさせるから、私。
甲:今日(公演が終わる時間を)聞いたのは、今日、Aが出てたから、それで聞いて、それで聞いた。今日の時間はね。
ぶれない言明
山口は「つながって、関わっているメンバー全員言って、もう、誰、誰、言って、もう1回」と強い口調で要求する。甲は次のように答えた。
「Gと、Aと、俺、直接じゃないけど、Bと誰か(ファン)と、あとまあFと、今回の件には関係ないけど、Hとか、Iとか、Jとか(註:H、I、Jの3人は調査報告書に登場せず)あと……」
Cが抜けているため、山口は「Cは?」と訊く。「さっきCも言ってたじゃん。関わっているの?」と畳み掛けるが、甲は「いや、Cは関わっていない」と答えを変えない。
なぜ山口はCにこだわるのか、内部文書には興味深い文言が残されている。この日、山口とCが顔を会わせると、「凄い顔をされた」という。その表情の真意を、暴行事件があったことから「そういうことだったんだ」と理解したと説明している。詳細は分からないが、山口とCの間には、相当な軋轢があったことが推察される。
内部文書から浮かび上がるのは、NGT48のメンバー間に存在する、非常に閉ざされた人間関係だ。メンバーに関する誹謗中傷なども含めて、様々な噂話が飛び交っていると推測される。ストレスの溜まる環境だったことは、以下の会話からも明らかだろう。山口が丙と思われる男にCとの“関係”を詰問する場面だ。
山口:(甲は丙に「今夜、山口に声を掛ける」と)言ったの? 丙は(声を掛ける予定を)知ってるでしょ? でも、この(声を掛ける)こと、だから丙がCに言ったんでしょ?
丙:俺とCは連絡、本当に取れないから。Cには言っていないし、あの、この(廊下で声を掛ける)こと、甲からは、あの、この(声を掛ける)話は聞いてたから、この話は知ってたけど……。
山口:うん。
丙:このことをCとかに言ったりは全くしてない。全くもう、伝える手段がないから、握手会とかでも俺、最近、まあ知らないと思うけど、握手会、全然行ってなかったからCの。
山口:つながってるんじゃないの? だって、つながってるんでしょ?
丙:いや、つながっているのは、本当にそれはない。
山口:はぁ!?
丙:いや、「はぁ!?」じゃなくて、本当にそれはない。
山口:私、聞いたんだけど。
丙:何が?
山口:つながってるって、家でも会ってるって。
丙:いや、会ってない。
山口:何で嘘つくの?
丙:ん?
山口:だって、さっきCに電話、連絡取ってたんでしょ?
丙:いや、違う。
山口:誰に連絡取ってたの? 来れるか、来れないかって?
丙:来れるか、来れないかっていうのは、だから、まあ、その……。
山口:誰?
丙:甲から呼ばれた時に、その……。
山口:そうじゃなくて、さっき丙が連絡取って、来れるか来れないか連絡していたメンバーは誰?
丙:いや、連絡、実際に取ってない。取ってるように、その……。(山口が)パニック、パニックになってて、その、男だけじゃ(山口と)話して、男とだけじゃ(山口に)怖がられて話してもらえないみたいな風に甲から聞いてたから、何かその、連絡取ってる……。
甲:本当のこと言う。それはGでしょ。それは普通にGで(電話で)呼んでたけど、さっき言った通り、何か(Gは)メンバーの家に集まっていたから(連絡が取れなかった)。
次第に被害者と加害者の間にある溝が広がっていく。山口は運営スタッフや男たちに、必死で訴える。
山口:他にもたくさんつながっているメンバーがいるんです。その子が全部情報を言って、私の家も分かっていたし、私が終わる時間も分かっていたし、今日やることも分かっていたし、NGTの内部事情とかも全部、分かってるんです。だからこれでつながっているメンバーのこと言ってもらえないと、これからNGTとして活動するのも怖いし、いつまた同じことがなるか分からないじゃないですか。だから誰と誰がそんなことやられたか知りたいんです。正直に言ってよ。
だが甲は「俺は本当、言えることは全部言ってる」と突き放した。負けじと山口も、A、B、Cの3人が黒幕だとの主張を繰り返す。もう溝は埋まらないと判断したのか、運営スタッフが互いの主張を確認した上で、警察などに連絡を行った。業を煮やした山口は「自分がA、B、Cに連絡を取る」と宣言する。
山口:多分(甲、乙、丙の)3人はメンバーを守りたいんだろうけど、守ったら守ったで、立場が悪くなるってこと覚えといて。あのメンバー誰? 私がじゃあ話すね。誰? 言って全員。AとBとCに電話すればいい? 私が?
甲:いや本当、俺は、そこは……。
山口:じゃ何でさっき、(A、B、Cの)名前言ったの? 適当に言ったわけじゃないでしょ、さっきの状況で?
甲:Bは知っているかもしれないけど、Cは間違いなく、今日(のことは)知らないし。
山口:じゃ、何でさっき「知ってるんでしょ?」って言った時、何も言わなかったの? 知ってるんでしょ、Cも?
甲:いや、本当に分かんない。全然知らないから、それ。俺は直接話してないし、誰かが言ってるとかは分かんないけど、知らないと思うし、このこと知ってんのは、オタクだったら俺と乙だけで、俺と乙以外言ってないし、俺は。
丙:Cと関わりがあるとしたら、まあ俺だけど。俺は、Cと関わりがあるのは俺だけど。
山口:うん。
丙:俺とC、最近、話もしてないし。
山口:何で? ケンカしたの?
丙:え?
山口:ケンカしたの?
丙:まあ、ケンカしたって言うか……。
山口:もういいよ、正直に、知ってるよ、私。本当に知ってるから、つながってるの。
丙:つながってない、それは、本当に。
山口:ははは、どう思う? つながっていないんだって。知ってるから、何で今さらCを守ろうとするの? 好きだから?
丙:全然、つながっていないから。
山口:つながっているって、もう聞いてるよ。
丙:誰から?
山口:甲から。
丙:甲、つながってないよ、俺は。
山口:つながってるでしょ、なんでそんな嘘つく必要あんの、じゃあ?
丙:いや、俺は知らない。俺はつながってない。これ以上、これは……。
山口:だって、つながってなかったら知らない情報、たくさん知ってたよ。
丙:どういうこと?
山口:いいよ、そんなに守りたいなら別に。
丙:つながってないから、つながってないって言ってるだけで……。
山口:そっか、はい。
丙:俺は普通に、知らん。
その後も似たような質問と否定が繰り返されるうちに、警察が到着。しばらくすると録音が切られたのだろう、内部文書も唐突に終了する。
前出のAKS関係者は「誤解を恐れずに言えば、今回あってはらない事件が起きたことは重く受取るべきですが、あまりに不幸で不毛な対立が続いてしまったのではないでしょうか」と疑問を投げ掛ける。
「録音データからは、山口さんがメンバーに“黒幕”がいるはずだと追求を重ねたことが分かります。しかし、冷静に分析すると、甲、乙、丙が否定した内容は一貫しており、実はぶれていません。彼らが山口さんに暴行を振るったのは紛れもない事実です。しかし、地検が不起訴を決めたことや、第三者委員会が明らかにした経緯と録音データに残された男3人の弁明は整合性があります。山口さんがAKSに決定的な不審を抱いたことは仕方ないのでしょうが、それとA、B、Cが“無実”である事実は、別に考える必要があるはずです」
関係者が心を痛めるのは、A、B、Cを筆頭に、NGT48のメンバーに対して殺害予告などの嫌がらせが集中しており、本人だけでなく保護者なども憔悴していることだ。
「今回の事件で、山口を筆頭に、NGT48のメンバーは大きく傷つきました。そして山口は18日に卒業します。AKSは甲と乙に対して民事訴訟を提起したほか、内部の改革も進めていきます。その上で、一部のメンバーに対する個人攻撃はどうか止めてくださいとお願いしたいです。運営に責任はありますが、彼女たちに責任は全くありません。山口さんの卒業を契機に、異常な個人攻撃が沈静化することを願ってやみません」(同・AKS関係者)
週刊新潮WEB取材班
2019年5月17日 掲載
新潮社
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