本帖最后由 MONSTERS 于 2018-7-28 10:57 编辑
「股間を隠す●はキャラクターによってサイズが違うんですよ」裸×狂乱×ダイビング!のドタバタ青春グラフィティ『ぐらんぶる』高松信司監督ロングインタビュー:https://cho-animedia.jp/anime/53585/2/
コミックス累計250万部突破の全裸系青春ダイビング漫画を、ハイテンションでアニメ化した『ぐらんぶる』。『銀魂』などで監督を務めた高松信司監督が、作品制作について語ったインタビューが「アニメディア8月号」に掲載中。「超!アニメディア」では、掲載できなかったロング版をご紹介する。
――まずは『ぐらんぶる』の原作を読まれた感想を教えてください。 とても楽しく読ませていただきました。愛すべきバカたちの青春ストーリーといった感じで、キャラクターが生き生きとしていますし、バカなことに一生懸命な男子校的なノリも、読んでいてとても面白かったです。
――そんな本作をアニメ化するにあたって、作品のどんな部分を大切にしようと思われましたか。 原作のマンガがすごく面白いので、その持ち味を殺さずアニメにする方法をいろいろ考えました。マンガは紙、アニメは映像のメディアです。一見似ているように見えますが、作り方はかなり違うんですよ。たとえば、マンガでは会話メインのコマがいくつか続いたあとに、見開きで「ドーン!」とオチが着く表現方法がよく用いられますが、それをそのままアニメでやっても、マンガと同じインパクトを与えることは難しいんです。そもそもアニメは、「ページをめくる」というアクションがありませんからね。とはいえ『ぐらんぶる』の魅力は、あのマンガに集約されていると思うので、できるだけマンガ的文法をアニメで再現しようと思っています。そしてその方法は、『銀魂』や『男子高校生の日常』などで監督を務めたしたなかで培ったノウハウを使って、表現できたらなと考えています。
もうひとつは、会話のテンポ感ですね。『ぐらんぶる』はセリフがとても面白い。そしてそれらのセリフが、丁々発止のやり取りで展開していくんです。このテンポ感もアニメで再現したかったので、アニメ1話の中にできるかぎりたくさんのストーリーを詰め込んで、スピード感を維持するように心がけています。
――原作の井上堅二さんや吉岡公威さんからは、アニメ化にあたって要望はありましたか? 基本的にアニメサイドに任せていただいています。とはいえ、井上さんは積極的に脚本会議に参加してくださいましたし、アニメオリジナルエピソードの脚本も担当していただいています。また吉岡さんからも各キャラの設定画について、たくさんのご意見をいただいています。原作、アニメサイドがしっかり連携して作品を作れていると思いますよ。
――登場キャラクターの魅力も教えてください。 男どもは基本バカですが、それ以上にいいやつらですね。たとえば主人公の(北原)伊織は最初こそ普通の男子学生ですが、先輩のトンデモな行動に巻き込まれているうちに、彼らの雰囲気に染まって、本人もバカになっていくところが面白いです。一方、伊織の親友・(今村)耕平は、ピュアな印象がありますね。オタクという部分が際立っていますが、伊織に騙されて入部したサークルに居着いてしまうあたり、根はお人好しなんでしょう。ふたりは凸凹コンビといった感じで、良い味を出していると思いますよ。
――先輩の時田(信治)や寿(竜次郎)はどうですか? ダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」に、伊織や耕平を強引に入部させたトンデモな先輩ですね。ふだんの彼らは破天荒で凶暴です。でも、タイビングのことになると急にまっとうになる。しかも、たまに「ハッ」とするようないいことまで言う。そのギャップが面白いですね。ふだんの悪行をたまの善行で帳消しにする、いまいち憎めない得なキャラクターなのではないでしょうか。
――そんな男たちは、本作の至るところで裸になっていますね。 主に酒盛りのシーンですけどね(笑)。キャラクターデザインの草間(英興)さんが各キャラクターの裸設定画をこだわって作ってくれたので、大いに楽しんでいただけると思います。とくにマッチョ好きな方は、時田と寿の筋肉に注目していただければと。
ちなみに全裸シーンでは、マンガと同じく彼らの股間を「●」で隠しています。そしてこの「●」、キャラクターごとに大きさが違ったりします(笑)。設定画を作った際に、作画の吉岡さんから「『●』の大きさがキャラによって違うので注意してください」と指示があったんですよ。具体的には伊織よりも、先輩の時田・寿のほうが『●』がひと回り大きいそうです。そしてアニメなので、『●』もチョロチョロと動きます。なかなか他の作品などでは見ることのできないシーンなので、ぜひ楽しみにしてください(笑)。
――伊織と耕平の筋肉はどうですか? 彼らは先輩たちと比べるとまだまだって感じですね。大学生活を通して先輩たちに揉まれていくことで、精神的にも筋肉的にも成長していくと思いますよ。いわば“発展途上のマッチョ”ですね。まぁ、あの先輩たちに立ち向かえるほどの気概を持っているので、マッチョの素質は十分あるんじゃないかな(笑)。
――古手川姉妹をはじめとした、ヒロインたちの魅力や見どころを教えてください
妹の千紗のドSなところや、姉の奈々華のシスコンぶりなど、女の子たちは目に見えて欠点のある子が多いですね。ただそれらはキャラクターであるからこそ誇張されている部分で、大なり小なり誰しもが持っているものだと思います。そのぶんすごく海が好きだったり面倒見が良かったりと好感が持てる部分もたくさんあるので、現代の若者の等身大というか、“普通”っぽさをちゃんと持ちあわせた子たちだと思います。それがまた、かわいらしいんでしょうね。
――本作のテーマである「ダイビング」のシーンの見どころは?
アニメの制作にあたって、僕も初めてダイビングを経験しました。海の中の景色は、原作やダイビングの映像で見ていましたが、実際に自分で潜ってみての感想はまったく違ったので、そのときの感動をしっかりアニメでも表現したいです。
――伊織たちが味わう感動を、視聴者もアニメで追体験できそうですね。 原作でも伊織はダイビングのひとつひとつの体験に大きく感動していましたが、視聴者の方々も伊織と同じような感動を味わえるように、ひとつひとつのシーンを丁寧に描きたいと思います。そうそう。伊織、耕平、時田、寿を演じるキャストの方々にも、ダイビングを体験してもらったそうです。彼らの演技からも、感動が伝わるのではないかと思いますよ。ちなみに、キャストの皆さんのダイビング体験の模様は、パッケージの映像特典として収録されるようです。そちらもぜひお楽しみに。
――アフレコ現場はどんな様子ですか?
みなさんしっかりキャラクターを作ってきてくれているので、とてもスムーズに収録が進んでいますね。しかもみなさん期待以上にノリノリで演じてくれるので、音響監督という立場を忘れて聴き入ってしまうほどですよ。
――それは放送が楽しみですね。最後に今後の見どころを教えてください。 もちろん、毎話が見どころです(笑)。とくに序盤は毎話新キャラクターが登場するので、気のいい仲間が増えていく過程を楽しんでいただきたいですね。そして伊織や耕平が、時田・寿の背中を見て、どのように成長してゆくかも追いかけていただければと思います。バカだけじゃない、いい男にもちゃんと成長していくと思いますから。
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