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[电影] 豆瓣降到8.1,导演准备退圈《宇宙探索编辑部》

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41#
发表于 2023-10-6 21:14 | 显示全部楼层
230924|宇宙探索编辑部日本路演

https://www.bilibili.com/video/BV1iC4y1L7cr
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42#
发表于 2023-10-6 23:12 | 显示全部楼层
朝日新闻介绍了宇宙探索编辑部

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43#
发表于 2023-10-12 22:49 | 显示全部楼层


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44#
发表于 2023-10-12 23:09 | 显示全部楼层
https://apeople.world/ap_review/review081.html

review
宇宙探索編集部

text
相田冬二

これが、21世紀の未知との遭遇だ

「宇宙探索編集部」というタイトル。過去と現在を交錯させた序盤のコミカルなシークエンス。そして、フェイクドキュメンタリーを思わせる擬似・臨場感の醸成。

それらが、よく出来ているからこそ、あなたは最初、勘違いするかもしれない。たとえば、ガジェッド感満載でSFフレーバー強めのファーストフード的な映画なの? と。

廃刊寸前のUFO雑誌の編集部。孤独に宇宙人の存在を信心する編集長タン・ジージュンは決意する。幾つかの情報が重なり合い、時は満ちた。お気に入りの宇宙服を映画の撮影班に売り払い、それを資金に探索の旅に出るのだ――。

ツッコミ役で腐れ縁の古女房のような編集部員チン。酒好きの気象観測所員ナリス。『宇宙探索』のファンだというボランティアの女の子シャオシャオ。適度にキャラ立ちした旅の同行者たちも、漫画やアニメーションを想起させる。あなたはもう一度、思うだろう。これって、ちょっと年齢層高めの部活系ロードムービーなんじゃないの?

ジャンル映画に感染しすぎだ。

あなたの思い込みは、全5章形式の映画が、みっちりと、ゆったりと、独立独歩進んで行く過程に同行することで、あれよあれよと解き放たれていくだろう。かさぶたが気がつかないうちに剥がれていたように。わたしたちは、いつ間にか、映画というものだけが到達しうる時空の只中に迷い込み、理由も分からぬまま笑みをダダ漏れさせている。

ホドロフスキーほど野蛮ではない。リンチのように強引ではない。だが、ビー・ガンのごとく宇宙が周遊している。そして、アピチャッポンの瞑想と覚醒が忍び寄る。そんな映画時空に辿り着いては、また後にする双六の遊戯性はどこまでもチャーミングで、いつまでも優雅だ。

本作が、先行する映画次元系作品群と一線を画するのは、狂気が匂わないことだ。アピチャッポンにもビー・ガンにも漂っている狂気の香りがここにはない。かと言って新鋭コン・ダーシャンがシンプルなエンタメ派とは到底思えない。

ひとりのドン・キホーテの道行きを、狂気を介在させずに物語ること。

この困難に挑むことこそ、真っ当なジャンルムービーからも、作家主義映画という名のジャンルムービーからも逃走することだという確信が、この今年33歳の監督にはあるのではないか。

旅の途中で、鍋をかぶった少年スン・イートンが登場する。共同脚本家ワン・イートンが演じるこの魅力的なキーパーソンは、何度も何度も気絶する。その現象から発信されている信号=サインをどう受けとるかが、この映画の分かれ目となるが、同時に、わたしたちにはどの道を往ってもいい自由が与えられている。

帰納法には完全に背を向けながら、それでも大いなるエモーションに辿り着くこと。

タン・ジューションの旅が、コン・ダーシャンの旅になり、わたしたちの旅になる。漫画のコマ割りを思わせるデフォルメの効いたカットつなぎ。口元だけをアップにするような小気味良さ。坂道を転げ落ちていくような変拍子で裏っ返しの時間軸。分裂しながらも楽しげなリズム。

クラシック名曲を駆使し、過去と未来を反転させるようなダイジェストと省略のタペストリーを編み上げるシークエンスが何度かある。それは、終わりゆく章から来るべき章への橋渡しのようでもあり、映画が一つの場所に止まることを拒否するお口直しのようでもある。

これが、21世紀の未知との遭遇だ。

2023.10.11
https://apeople.world/ap_people/people070.html

people
コン・ダーシャン
「宇宙探索編集部」

text
相田冬二

photo
星川洋助

私の頭の中にある潜在意識に、
自分でもわからないうちに動かされた結果だと思います

あのビー・ガンが“傑出した処女作”と絶賛。中国で150万人動員の大ヒットとなった「宇宙探索編集部」は、北京電影学院の卒業制作としてスタートしたとは到底思えない、フレンドリーでオリジナリティ溢れる逸品。長編第一作を破格の大成功で飾ったコン・ダーシャンに訊いた。

――いきなりですが、漫画はお好きですか。

「小さい頃は日本のアニメばかり観ていましたよ。『ドラゴンボール』や『スラムダンク』を。漫画だと最近、松本大洋の『竹光侍』(2006〜2010年連載の時代劇漫画)を読みました。あの画風が大好きです」

――全5章形式の「宇宙探索編集部」は、長期連載の漫画に似たものがあると感じました。長期連載の漫画はあらゆる要素が変化していくものですが、あなたの映画も章ごとに進化=深化していく。長期にわたる作品特有の変容がわずか118分のうちに内在しています。

「映画には100年以上の歴史があり、市場も決まっています。そうなると当然、作り方も決まってしまう。どんなに長い物語でも、基本的には決まった時間内で語り尽くさなければいけない規定があります。アニメや漫画、TVドラマは尺の長い連続性を生きることができますが、映画はそうはいかない。北京電影学院で勉強している頃よく言われたのは『とにかく100分ぐらいで、全て描きなさい』でした」

――あなたの映画には、決まりきったフォーマットではなく、映画がどこに向かっているのかわからなくなる愉悦がありました。しかし、最終的には大団円と言っていいエモーショナルなエンディングに辿り着く。観客の興味の方向をどのようにコントロールしようと思いましたか。

「長い話になりますよ(笑)。これは、私がコントロールするというよりも、私の頭の中にある潜在意識に、自分でもわからないうちに動かされた結果だと思います。キャラクター、性格、美意識……全ては潜在意識に動かされていると、私は見ています。私は、ADHD(注意欠如・多動症)の傾向があり、物事に対してなかなか我慢できないし、集中できないんです。深刻な症状ではないんですけどね。だから普段から、つまらない映画は我慢できない!観ない!観たくない!となる(笑)。いろいろな刺激を与えてくれる作品が観たい。これは生理的なこと。『宇宙探索編集部』も観客に刺激を与えるものになっていないと、もう我慢できない!と(笑)」

――つまり、あなたは自分を飽きさせないようにしないといけないんですね。

「ええ、まさに」

――一つのトーンで旅が進んでいくような映画だと退屈してしまいますね。

「もう我慢できない!(笑)ただ、刺激があると言っても、きらびやかでテンポが速い映画が良い作品だとは思いません。たとえば是枝裕和監督の『歩いても歩いても』は全体的にテンポが緩やかで、ゆっくりですが、観ていくうちに、そこに含まれている人間の情感や感情から非常に豊かで力強いものを感じ取れる。そのような映画は、全く退屈しません」

――あなたの映画は、作品そのものが伸縮し、呼吸しています。生き物のように。膨らんだり、縮んだり、転がったり、ぐちゃぐちゃになりながら、進んでいく。その様が痛快なのです。

「そこを感じ取っていただけると監督としてはうれしいですね」

――しかも外側に向かっていくのではなく、内側に向かっていく。インナースペースの物語。出来事より、内面で何が起きているか。その方が面白いのではないかと気づかされる。それはキャラクターたちが魅力的だからです。特に、UFO雑誌『宇宙探索』を率いる主人公タン・ジージュンが素晴らしい。宇宙人の実存を信じる彼のキャラクター造型は見事です。
自分の興味のあることに関しては饒舌なのに、自分自身のことはほとんど話さない。だから、彼に興味を抱くのです。

「おそらく私が育った環境と関係があるかもしれません。家族も含め、周りの人に教師が多かった。住んでいたアパートの住人は全員、学校の先生でした。タン・ジージュンのようなおじさんがたくさんいました。文人としての矜持があり、教養もあり、穏やかで、生活は内向的。あまり自分のことは語らない。話すとなると、自分の専門、学術ばかり。自分の日常生活に何の関心もない。自分の関心のある分野に酔っているような人たちばかりでした」

――あなたの映画にある愛情や憧憬は、何かを信じる人へのリスペクトが根底にあると感じます。何かを信じずにはいられない人たちへの想いがあるのではないですか。

「彼らは社会においては成功しているとは言えない……失敗者ですよね。その人たちが集まって同盟を結成したら、と考えた。この人たちを描くことで世の中の、ある種の連帯感も知ることができたら、と。暮らしも思い通りにはいかないけれど、自分が信じることも、自分の好みも、全部、自分の信仰ですからね」

――旅の途中、タン・ジージュンは宇宙人の死体を見るために大金を使います。同行者に強く止められながらも。楽しくチャーミングに描いていますが、誰もが自分の興味のあることに対してはあのようなことをしてしまうのではないかと思わされました。

「みんな、似たような行動を選ぶと思いますよ。もし万が一、本物だったら、どうしよう……まあ、いいか。そういう心理ですよね。私たちもやるかもしれません」

――映画を観るという行為も、それに近い側面があります。自分がどんな映画を観ることになるかわからないけど、凄く面白いかもしれない。そんな期待と共に観るわけです。

「このまとめは素晴らしい(笑)」

――この映画は想像を超えた大当たりでした。

「では私は詐欺ははたらかなかったということで(笑)」

――「次回作は考えていない」とのインタビュー発言に驚きました。そんな映画作家はなかなかいませんよ。やり切った、ということですか。それとも映画以外への興味が?

「この映画の主人公と同じように、私は目的を達成してしまった。日常生活に戻った時、追い求める目標がなくなるわけですよ。次は何を探し求めていこうか。今はそんな気持ちです。自分がどうしても撮りたかった作品がもう撮れた。じゃあ、次はどうしよう……」

――それは少しさみしい感じですか。

「そうですね……これは時の問題かもしれません。きっとまた撮るとは思うんですけど……いまは仕方がない。気にしない(笑)」

――こうして自作について語ることは、あなたにとって刺激になりますか?

「とても緊張してしまいます。実はもの凄く口ベタで、言葉を用いて表現する能力が非常に低い。文字や言葉は限られている。私が語りたいことは全部、映画の中に盛り込んでいます。完成した作品についての監督のコメントが間違っていることもあると思うんですよ……私がコメントするより、みなさんが作品を観て何を感じるか。いちばん訊かれたくない質問は『監督、あなたのこの映画のテーマは?』。これには困ってしまいます。一言で語り尽くすことができるなら、わざわざ映画を撮る必要はありません」

――でも、よく訊かれるでしょ。

「どこに行っても、常に訊かれます(笑)」

――あなたが最初に言ってくれた「自分は落ち着きがないのだ」というお話は、とてもうれしかったです。この映画を作った人にちゃんと逢えた、と思いました。

「ありがとう」

――自分という人間が、この映画に反映されていると思いますか。

「たとえばハリウッドのようにパターン化された商業映画は、一つのモデルになっています。映画としてはそれでいいのですが、観ていて、監督はどこにいるの? 監督の存在を感じることがなかなかできない。『宇宙探索編集部』には、監督の好き嫌いがよく表れていると思います。それを見たり感じたりできれば、本当は本人とおしゃべりする必要はないかもしれません。その監督のことを前から知っているような気がすることありませんか? 知り合いだった? みたいな。そうなるともう話す必要もない。(共同脚本家であり、キーパーソンを演じた)ワン・イートンも最初は知り合いではなかった。彼の作品を観て、この人とはきっと親友になれる、と思った。それで連絡を取り合って、今回一緒に仕事をすることになりました。そういうことかな、と思っています」

――監督の存在が身近に感じられる作品でしたよ。映画のすぐそばに、あなたが居るような。

「この映画を通して、自分の、精神的世界の部分、人格的な部分を顕在化できると思っていました。顕在化することで、自分がどういう監督なのかも感じ取ってもらえるのでは、と。映画を制作するということは、人間の意識そのものが昇華することだと考えています。
僕はいつか死ぬ訳ですが、作品は残って、作品の中の僕はたぶんずっと生きている。
何億年後かに地球も人類も消滅し、一つのデータボックスの中にあらゆる映画が収録されているとする。宇宙人が、その中から一本の映画を見つけ出す。“ああ、こいつは、こういう若造だな。こいつの考えてることは、だいたいこういうことだろ”と、宇宙人にもわかってもらえると思っています」

――ありがとうございます。素晴らしいまとめでした(笑)

2023.10.11

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45#
发表于 2023-10-14 02:57 | 显示全部楼层
朝日新闻和读卖新闻刊登影评


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46#
发表于 2023-10-23 16:11 | 显示全部楼层
读卖新闻

https://www.yomiuri.co.jp/culture/cinema/20231020-OYT1T50257/

映画「宇宙探索編集部」…トンデモ話から笑いと感動の渦広げた新鋭コン・ダーシャン監督

2023/10/21 14:00

 公開中の「宇宙探索編集部」は見逃したくない中国映画だ。廃刊寸前の中国のUFO雑誌の編集長が、宇宙人出現情報をつかんで、仲間とともに西へ向かう様子を描きながら、観客を爆笑と感動の渦にのみこんでいく奇想天外なロードムービー。公開を前に来日したコン・ダーシャン監督にインタビューした。

 かつては宇宙ブームに乗って好調だった雑誌「宇宙探索」。時代は変わり、公私ともに苦しい状況に追い込まれていた編集長タン(ヤン・ハオユー)は、西方の村に宇宙人が現れたという情報をキャッチして、ベテランのパート編集部員チン(アイ・リーヤー)ら仲間とともに向かう。やがて出会ったのは、頭に鍋をかぶった不思議な青年(ワン・イートン)。ありえないはずの夢を追う主人公タンの爆笑珍道中は、青年との出会いによって、不思議な感動と詩情を帯びていく。

 崖っぷちの主人公の切ない心情、西遊記やドン・キホーテの物語のエッセンスも交えた構成、おかしくも端正な映像など、おもしろおかしいだけではなく、見るほどに深みを感じさせる一本だ。

 監督のコン・ダーシャンは1990年生まれ。北京電影学院の卒業制作として本作を作った。ちなみに、名前は漢字で書くと、孔大山。孔子の数多き 末裔まつえい の一人で、本当の名前は孔祥山。75代目にあたるという。

 本作の着想は、あるニュースから得た。ある村の住民が「宇宙人をつかまえた」とメディアに連絡。真剣な面持ちで公開した冷凍庫の中に入っていたのは、シリコーンのおもちゃだった……という報道があったのだという。荒唐無稽な話を大まじめに話す。その様子がコン監督の心に残った。

 脚本は、出演者であり、自らも映画監督であるワン・イートンとともに2年がかりで書いた。

 その間、ずっとコンの頭を離れなかったイメージがあるという。それは、映画の前半、主人公が真っ暗な部屋の中で、小さなテレビ画面に映る「砂嵐」から宇宙の異変を感じ取るシーンのもの。「脚本を書き始めた段階で、この場面がはっきりと頭の中にありました。暗い部屋。小さなテレビ画面。せりふを言った後、静かに流れてくるのはバッハのピアノ曲……。それは2年間、頭を離れませんでした」

 主人公の姿に重ねていたのは、ピアニストのグレン・グールド。バッハの斬新な解釈で時代の 寵児ちょうじ となったグールドは、コンサート活動から手を引いて自らの音楽を探究した孤高の人物だ。「ふたりのやっていることはそっくりに思えて、だから、そこに(グールドが)あらわれるべきだと思ったんです。神様から何かの啓示を受けているかのような、この場面に」

 このシーンでは、主人公がひとり食事をする姿がガラス越しに映る。最初に撮った時は、わびしい一人住まいの部屋にしては、ガラスがきれいすぎると感じて、もう一度、汚して撮り直したという。そう、この映画はたぶん、映し出されるすべてのものにちゃんと神経が通っている。

 編集部には、リボンの似合う有名なネコ型キャラクターの姿をかたどった加湿器が置かれていて、かわいい頭からミストが噴き出し続ける。そのミスマッチ感がたまらなくおかしい。「これは、編集部員のチンさんのものなんですよ」と監督は言う。最初は、笑いを取るための仕掛けに見えるが、後になって、主人公と彼女の「その後」を暗示する小道具として利いてくる。

 主人公タンとチンの関係を見て、夢を見るのは男で、現実を生きるのは女……と、よくある図式にはめこむのはたやすい。だが、監督自身の解釈は、どちらかと言えば逆で「彼女はむしろ理想主義者の代表だ」だと言う。「彼女のいいところは現実をしっかり認識していて、これに直面していく勇気を常に楽天的に持っている。一方、主人公のタンさんは、みじめな生活から逃避したくてUFOの世界を求めていく。つまり、問題を認識し、直視し、それをきちんと解決できると考える彼女のほうが楽観的で、理想主義者の典型と言えると私は思うんですよ」。深い。

 北京の編集部で働いているのは、主人公以外はみんな女性。それは、「中国の現実の生活の一部」だという。「編集部に勤めている女性一人一人のバックグラウンドを僕たちは考え、設定しました。みんな、北京の人で生活には困っていません。家があって、家賃の心配をする必要もない。つまり、この人たちは、給料のために働いているわけではないのです」

 では男性はどこへ? 「若い男性たちはみんな、『男性至上主義』的なところがあると思うんですよね。自分は成功しなきゃいけない、頑張らなきゃいけない、もっと稼がなきゃいけないといったような。そうすると、こういう環境には我慢なりませんよね」

 そういう世の中において、主人公は「ある意味、負け犬、失敗者」だと言う。「でも僕は、自分のやっていることを正しいと信じて、懸命に実行している人を描きたかった」という。「富や成功を求める世俗的な価値観を否定する気はなくて、そのために努力したいのならば、それはそれでいいと思うんです。ただ、僕としては、自分の仕事を通して、本当に楽しく、自由に生きたいという価値観もいいのではないか、と思うんです」

 制作にあたっては北京電影学院の恩師ワン・ホンウェイや、大ヒットSF映画「流転の地球」のグオ・ファン監督のサポートを受けた。グオ・ファン監督は、カメオ出演もしている。「流転の地球」ならぬ「流転の球」という作品の監督という役どころだ。

 「先人が後進を助ける、という伝統のようなものが中国映画界にはある」のだという。「力がある人が若い人を惜しみなく助ける、育てる、そういうことが延々と受け継がれているんです」

 恩師ワン・ホンウェイは、「お互いに家族のように喜びも悲しみもともにする関係」。グオとの出会いのきっかけは、互いの作品。「大学時代、僕は、アニメを翻案してショートフィルムを作ったんですが、グオ・ファン監督も同じ時期に同じ作品をもとに長編映画を作っていた。それで、彼は僕の作品をインターネット上で見て、すごく気に入ってくれた。それでチャットをしながら、一回、会おうという話になり、コーヒーを一緒に飲んで、いろいろな話をして、友だちになった。それで、彼が次の作品を撮る時に僕が現場で手伝うことになったりもしたのです。それが2013年のこと。だから、彼とはもう10年くらいの友人なんです」

 重要キャストであり、共同脚本を手がけ、劇中に登場する詩もつくったというワン・イートンとは、中国の若い監督たちが最重視する映画祭「平遥映画祭」で出会った。それぞれ自作を携えての参加。以前から注目していたワン・イートンの出品作を見て感激したコンが、「この人と何とか知り合いになりたい」と熱望したことから、友人を介してつながったのだという。

 「その年はちょっと寒くて、上映の合間にひなたぼっこをしているうちに、ベルギー人のカメラマン、マティアス・デルヴォーとも知り合いになり、彼は『宇宙探索編集部』のカメラマンにもなりました」

 作りながら、広がっていった輪。「映画の魅力は実はここにあると僕はいつも思う。つまり、空間、時間、文化の壁を越えて、遠いところにいるにもかかわらず同じテーマに共感を覚える人とつながることができる。日本でも、公開された僕の映画を見て、僕と同じような考えを持っている人、あるいは共感をしてくれる人と、何らかの形で結びつきが生まれて、関係が形成されていくんだろうと思っています」

 仲間との映画の旅はきっと続く。西へ向かうか、東に向かうかは知らないけれど、次の作品が待ち遠しい監督であることは間違いない。(編集委員 恩田泰子)
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47#
发表于 2023-10-23 16:12 | 显示全部楼层
反响跟国内差不多,喜欢的人特别喜欢,不喜欢的人表示拍的什么玩意
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48#
发表于 2023-10-28 03:08 | 显示全部楼层


https://twitter.com/rz_jis/status/1716133256645730735
https://filmarks.com/movies/102086/reviews/163232424

『宇宙探索編集部』というタイトルの字面だけを見たらドキュメンタリー映画かな? という気もするがれっきとした劇映画である。俺は最初タイトルだけ見たときは月刊ムーに密着取材した映画だと思った。まぁムーに取材したドキュメンタリー映画はそれはそれで観てみたいが、本作『宇宙探索編集部』はかなり面白い作品でしたね。まぁ作品自体は穴がなくて完成度の高い作品というよりかは俺これ好き! がどんどん連鎖してコンボが繋がっていき、加点方式でめちゃくちゃ楽しくなっていくタイプの映画でありました。多分減点方式で観てたらまぁまぁいいんじゃない? くらいの評価になると思う。

ただこんなの好きって言うしかないじゃん! っていう内容なんだよな。お話は、かつて90年代に中国には宇宙人とかUFOとかの宇宙ブームがあったらしいのでがそれは昔の話で今はすっかり宇宙に夢を馳せる人などいなくなった現代から始まる。宇宙探索という名前の雑誌の編集長を務めるタンという男が主人公なのだが、この男は若い頃の宇宙ブームで時の人的に有名になった過去があっておそらくそれをきっかけにして宇宙探索という雑誌を立ち上げたのだと思われる。しかし上手く行ってたのは昔の話で今の雑誌は廃刊寸前。そんな折にタンは中国西部の村で宇宙人の仕業としか思えない摩訶不思議な出来事が起きたという情報を手に入れる。廃刊直前の編集部は起死回生のチャンスとばかりに中国西部の秘境へと調査の旅に出ることにした。果たしてタンたちは宇宙人を見つけることができるのか!? というものですね。

まぁこの導入自体は普通だよな。そんなに目を引くようなものではない。でも映画が始まって5分で俺の心は掴まれた。主人公のタン編集長が良すぎる。どこが? と聞かれるだろうが、いやもうなんていうか全体的に良すぎる、としか言いようがない風貌と佇まいと立ち居振る舞いのキャラクターなのである。冒頭5~10分で描かれるオープニングの場面で早くも笑いながら泣きそうになったもん。情けないやら愛らしいやら、どもどこかを確実に踏み外してしまっている人で、要はやってしまっている人なんですよね。

やってしまっているというのは、一般的な価値観でいうならば失敗しちゃってる人と言い換えてもいいかもしれない。もし仮にこの世界に正しい道と間違った道があるのだとすれば、確実にチョイスを間違えて行かない方がいいと思われる方の道に進んじゃった人。それが最初の10分で我が身に刺さりまくるほどに実感を伴ってよく分かる。もうこの時点で、あぁ俺この映画好きだわ、ってなるわけですよ。このどうしようもないボンクラが宇宙人を探して中国の西の果てまで行くんでしょ? そんなの面白いに決まってんじゃんってなもんですよ。

んで実際観てみたらその通りに面白かった。もう変な人いっぱい出てくるからね。変な人が宇宙人の存在を信じてたり信じてなかったり、商売にしてたりできてなかったり、変な人なのか変な人の振りをしてるだけなのか分からない人も出てきたり、そりゃ面白いですよ。宇宙人モノといえばあるあるなネタではあると思うが、途中で宇宙人の死体だか剥製だかを持っているというどう考えても嘘だろっていう胡散臭いおっさんが出てきて、主人公に対して「金を払えば見せてやる」って言うんですよ。料金は確か数百元だったと思う。仮に500元だとしたらちょうど1万円くらいだろうか。もしも本物の宇宙人を1万円で見ることができるとしたどうしますか? 俺は間違いなく払う。本当に本物の宇宙人がそこにいるのなら、それを1万円で目の当たりにできるなら安いなんてもんじゃないでしょ。でもそれはその宇宙人が本物だったらという話で、本当にガチでマジで太陽系外からやって来た知的生命体の遺体なり剥製なりがそこにあるのかっていうと、まぁそんなわけないわな。そして主人公のタンもそこは分かってるんですよ。いや…こんなとこに宇宙人いねぇだろ…とか心の底では思ってるんだけど、でも…! でも本当だったら…!! って悩んだりするんだよね。その姿がいいんだよ、どうしようもなくいい。

また、旅の途中で変なおじさんが現れて、これはもう変なおじさんとしか言いようがないんだけど、デパートの屋上で100円入れて乗れるような時速10キロも出ないようなおもちゃ感丸出しの乗り物あるじゃないですか。それに乗ったおじさんが旅の各地で表れて、彼もどうやら宇宙の深淵を探索している一人で、どうも主人公のタンとは顔見知りっぽいような気がするんだがタンはそのおっさんのことをすっかり忘れてるからそこも怪しいというような人なんですよ。んでそのおっさんが何をするために出てくるのかというと、画面に現れる度にタンに向かって「さすがですね…貴方もここに辿り着きましたか…」とか「やはり来ると思っていましたよ…だがここがゴールではない」とかそういう如何にもそれっぽいことを言うだけ言って去っていくためだけに出てくるんですよ。デパートの屋上にあるようなおもちゃ感丸出しの乗り物に乗って! しかも「よくぞここまで来ましたね」とか言ってるけど、そこただの国道というか街道沿いにある食堂だったりするからな。よくぞここまでじゃねぇよ。ていうかお前こそよくそんな恥ずかしい乗り物でここまで来たよ。そんな胡乱なおじさんが特に説明もなく湧いて出てくる映画なんですよね。そういうおじさんが出てくるだけで最高の映画じゃないですか。

あとかなり深い山の中で喧嘩してる新婚夫婦とカメラマンとかもいたな。意味わかんないと思うけどいたんだよ。んでそのシーンがまたいいんだよ。じゃあそういう登場人物とかエピソードが本作のメインストーリーというか、宇宙人を追って深山に分け入っていくという本筋に必要かというと、それは別に無くてもいい部分だと思うんですよ。でも本作はそこが面白い。おもしろおじさんだけじゃなくても、物語が進む合間にかなりどうでもいいカットが色々ある映画で、何度も似たような飯のシーンとかただ突っ立ってるだけのシーンとか、不要なものが結構ある。特に飯のシーンはいくつか削ってもいいだろうと思うほど多かったな。

でも良かったのもそこで、俺は本作を観ながら昔友人と「遊び」について話したことを思い出したんですよ。その友人というのはガンマニアでモデルガンとかいっぱい集めているような端から見ればちょっと危ない人なんだけど、銃のトリガーの遊びについて話してくれたんですよね。曰く、銃のトリガーというのは蛍光灯のスイッチのようにオンとオフが瞬時に切り替わるわけじゃなくて、指を引いても猶予のような隙間があるという。言われてみればそうだなと思うんだけど、トリガーがほんの少しでも動いただけで発砲しちゃったら危なっかしくて仕方ないわけである。だからある程度以上に力を入れて指を引かないと弾丸が発射されないように余裕を持たされているわけだ。映画で例えるなら、仲間だと思ってた奴が実は裏切り者だったと判明したときにそいつに銃口を向けるんだけど一気にトリガーを引くことはできなくて指がプルプル震えながら逡巡しているというようなシーンがあるじゃないですか、そこで4割くらいまでトリガーを引いてもまだ弾丸は発射されない。こいつを殺そうか見逃そうか迷ってるような、その猶予が遊びなんですよね。

ブランクと言ってもいいかもしれない。空白、または余白の部分。それが遊びなのだとそのガンマニアの友人は言うわけだ。いわゆる工学における遊びですよね。それは意図的に設計されている遊びで、例えば街中にある公園とまでは言えないけど何となくある空間、ベンチと数本の木が植えられてるだけって感じの何をするための場所なのかよく分からないスペースがあるけど、あれもおそらく都市空間における遊びなのだろう。

随分話が逸れた気もするが、本作にあるようなストーリーの展開とは関係のない一見無駄に思えるシーンというのはそのような余白であり遊びなのだと思った。宇宙人がいるのかどうかは知らねぇけどさ、でも宇宙っていいうのはその何でもない余白もすべて内包しているんだろうと思うんですよね。そういうスペースがあるっていうことなんですよ、この世界には。そしてその余白たるスペースには黒白つかない、どっちとも言えないような詩が宿っているのだろう、と本作は言うわけだ。

泣いたわ。一般的な価値観でいえば「この人間違った人なんじゃないの?」という人物がその余白に滑り込む詩を、詩という遊びに探索の果てに辿り着いたのだとしたら、それは泣いちゃうくらいには感動的でしょうよ。

そういう映画でしたね。大変良かったです。

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49#
发表于 2023-12-21 16:06 | 显示全部楼层
nexus1 发表于 2023-12-16 23:32
为什么南风窗评奖会想起来孔大山

这电影的特点是喜欢的人特别喜欢(反之讨厌的人特别讨厌),对文青气质的特定类型文字工作者来说简直是心灵春药

在日本也一样,有一些宣传明显是真心的,是私心带货,而不是应付写稿
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50#
发表于 2024-3-26 02:13 | 显示全部楼层
蒜灵 发表于 2024-3-25 22:15
https://bbs.nga.cn/read.php?tid=39661218&_fp=2
居然在nga猴区看到编辑部的影评,挺神奇的 ...

还有人把我的影评转去了,还不标明作者,也挺神奇的
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